オモムケドトリヨセズ-赴けど取り寄せず

ワタクシがちょこちょこと実際に足をはこんで買っているコダワリの品々。

ババロア

購入場所: 銀座千疋屋
お値段: 630円

このババロア、かなりのロングセラー。久々に購入しました。
正直、こんなに多様な甘味の氾濫した世の中では地味な味でしょう。
リング型に牛乳、砂糖、生クリームに刻んだ黄桃を入れてゼラチンで固めてアンズピューレ、で似たものは出来る気がします。
お母さんが作ってくれそうなお菓子。

ただおそらくこれを嫌いな人は少ない、そう思えるババロアです。
千疋屋さんは「総本店」「日本橋」と難しいのですがこちらは「銀座」千疋屋
かつては8丁目に銀座千疋屋、5丁目の現在の場所に銀座ニュー千疋屋と2軒あり、ババロアは「ニュー」の商品だった記憶があります。透明のプラスチックの蓋物に入っていました。この容器はタッパー代わりに使われ、我が家ではよく佃煮等が入っていました。
8丁目店はジャングルみたいな店内がステキでした。
こちらの2階で母に叱られて涙ぐんだ切ない記憶もありますが、揃いの制服のボーイさんがいたパーラーでした。私は不二家のペコちゃんサンデーが憧れでしたが、母は決して連れていってくれません。なので千疋屋では泣きべそ。
こちらは子供にあまりぐっとこないプルプルのゼリーやフルーツサンドが定番。お土産の箱ブルー地にバラの模様、内側が銀色、でした。

ババロアとは関係ありませんが、小学校の頃、大切に取っておいたこの箱でモンシロチョウの幼虫を育て、サナギにしたことがあります。
毎日サナギを観察していましたが、ある日箱を開けたら蝶が飛び出したのを覚えています。
今回お店でブルーの箱を見て幼い日のモンシロチョウを懐かしく思い出しました。

昭和も遠くなりにけり。
こちら、商品名「昔ながらのババロア」。
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