オモムケドトリヨセズ-赴けど取り寄せず

ワタクシがちょこちょこと実際に足をはこんで買っているコダワリの品々。

バゲット

購入場所: VIRON@渋谷
お値段:368円

ある寒い日にバゲットが必要になり、私は渋谷におりました。
パン屋さんは乱立していて、どのお店もこだわり満載です。
多分どちらも真面目にパンを焼いていてどのパンも美味しいに違いない、とおもいます。
ただ「バゲットはVIRON」
最近はそういうことになっています。
しかも渋谷におりました。
駅にいたにも関わらず、センター街を逆走してたどり着きました。

VIRONのバゲット、「レトロドール」という名前もついて、粋な紙袋に入っています。この袋かなり捨てがたい。
レトロドールはフランス産の粉の銘柄です。
今回は3種ありましたバゲットからレトロドールファリーヌ、というものを選びました。詳しく伺いませんでしたが、焼き上がりのパン、ノーマルなレトロドールがキツネ色なところ、「ファリーヌ=粉吹き」な外観。
*la farineは仏語で小麦粉の意。

結果、渋谷にいたのも勇気ある逆走も正解でありました。
クラムも気泡も完璧。確かに粉の味も素晴らしい。
噛みしめると味わい深く、そのままでも炙っても水分のバランスも美味しいバゲットです。
昔、今は齢80近い叔母が「フランスパンなんて家で食べると美味しくないから買わない」と申しておりました。
確かに食パンは「家族」や「家庭」の匂いがします。バゲットは少し「個人」や「レストラン」の匂いがいたします。
ことバゲットに関しては確実に時代は変化しましたね。オリーブオイルの普及が大きいですが、家庭料理もバゲットを引き立てるメニューが増えました。
美味しいバゲットが食べたい時、一人でも沢山でもVIRONのレトロドール、お勧めします。
でもせっかくのフランス産レトロドール、オリーブオイルでなく、エシレバターやパテと楽しんでみてはいかがでしょう。

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