オモムケドトリヨセズ-赴けど取り寄せず

ワタクシがちょこちょこと実際に足をはこんで買っているコダワリの品々。

BENOIT NIHANT「CHUAO」

購入場所: 銀座三越
お値段: 2310円ヽ(´o`;

にせんさんびゃくとんでとおえん。
これたかだか50gの板チョコです。
これ一枚で私の愛する目黒とんきの定食と瓶ビールがいただけるお値段です。
(大抵の定食とビールは2300円あれば食べることができます。)
ふらふらっと買ってしまいました。
何故なら試食してあまりに美味しかったから。

今やワインやコーヒー豆だけでなくカカオ豆もテロワールから選ぶ時代。
伝説のカカオ、と称されるベネズエラのCHUAO地区のクーベルチュールが74%使われ、クーベルチュール化するまで76時間かかるそうです。
いやー、えらいことになりましたね。
ベネズエラなんて美人が多いのとカーロス・リベラしか知らない。
(カーロスは実在しないけど。)

ブノア・ニアンはベルギー人のショコラティエ。そして数少ないカカオフェヴィエだそう。カカオフェヴィエはカカオ豆からショコラを作る職人の意。
でシングルオリジンのカカオ豆を使った貴重な板チョコは5種類。
…もはやガーナはないです。
この種の贅沢はバブル期を思い出しますね。銀座には他店ですが高級チョコレート店が路面に新規オーブンもしているし、代官山にスイスのステットラーが当然のように存在していたあの頃の再来なのでしょうか。
(ステットラーの銘品「バブェ・ド・ジュネーブ」は、今や銀座はじめ各地で「◯◯の石畳」「△△の小径」として変化と進化を遂げ続け、立方体生チョコ界に一筋の道を開きました。)

BENOI NIHANTは催事の際に三越伊勢丹系で見かけるブランドで、店舗はまだないようです。あまり華々しくせず、洒落れたベルギー物産館みたいなものを作ってその中に小さなコーナーくらいがいいような。余計なお世話ですね。

さてCHUAO、こちらのカカオ豆はプラムやミラベルの味、だそう。もうワインの世界そのもの。
確かに後味良く滑らかで喉に引っかからず口溶けも言うことなし。
能書きはワールドワイドにややこしくなるばかりですが、美味しいチョコレートであることは間違いなく、一粒のボンボンショコラでなくあえて「板チョコ」、大人の一口にシンプルでいいと思います。パッケージもいい感じ。痛快丸かじりは躊躇しますが、高級板チョコ、きてる感じです。
カタカナ多くて疲れましたが、ベルギー人がベネズエラ産のカカオ豆だけ使って作った板チョコが高いけど美味しい、ってお話でした。

ベネズエラの戦慄」カーロス・リベラの作中でのキャッチフレーズですが、「CHUAO」もかなりやります。


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カーロス
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