オモムケドトリヨセズ-赴けど取り寄せず

ワタクシがちょこちょこと実際に足をはこんで買っているコダワリの品々。

マストブラザーズのチョコレートバー

購入場所: DEAN&DELUCA@ミッドタウン
お値段: 1404円@71g

*2015/12月追記 お値段は1944円になりました…

「いつ入荷するかわかりません」
2月のバレンタイン前に売り場の方に言われましたが、今はN.Yまで板チョコを買いに行く自由がない私、TOKYOで待つことを選びました。
5月になり、御連絡いただき、ホイホイ赴きました。(思ったより早かったような気もしますが、きちんとした顧客管理をありがとうございます。)

今回は6種の入荷です。
ブルックリンブレンド、アーモンド、カカオニブ、バニラ&スモーク、シーソルト、スタンプタウンコーヒーロースター(後述)。

N.Yにお店を構えるMAST BROTHERS のチョコレートは板状のみ。
MAST BROTHERSの始まりは「皆がHAPPYになれるものを」と自宅で兄のリックさんが作ったチョコレートを弟のマイケルさんがブルックリンのフリーマーケットに出したこと。
チョコって自宅で作れるんだ、とびっくりしますが、今やN.Yでコーエン兄弟より有名なマスト兄弟。
時には自ら船に乗りマダガスカルベネズエラのカカオ農家に赴く、のだとか。やるう。以下妄想。
「兄さん、今夜の船でベネズエラのカーロスのカカオを買い付けに行ってくるよ」
「弟よ。幸運を祈る。私はマダガスカルに旅立つことになるだろう。バニラビーンズの収穫にも立ち会わなくては」
「ヨーホホー」

ラッピングにしても中の金紙を包むことから手作業で、包装紙はイタリアROSSI社というこだわりぶり。激しくロマンチストな血筋です。でね、ランチはお店の皆で一緒に作って食べるそう。
激しくないじゃん。
カカオときび砂糖のみのチョコレートバーなので産地のカカオの味の違いがそのままフレーバーに。
発祥の地の名を冠したBrooklyn Blendは、プラムを思わせるフルーティな長い余韻。こちらはシングルオリジンでなく上手にブレンドされています。タバコと赤ワインのイメージもあるとか。大人のチョコです。大人で良かった。
板チョコ一気食いには無理なコクと味わいがあり、やや滑らかではないし好みが別れるかもしれませんが、ケニアあたりのフルーティーなコーヒー(但し絶対にHOTで)と合うのでは。
カカオは昔から強壮剤や媚薬だった、ということですが、♥な気分のもっと奥の部分に刺激を受けるように思えるのは勇ましい(?)マスト兄弟のチョコだからか、HAPPYというよりはENERGYを感じます。
これを食べて風邪が治ってきた気がしましたよ。

6種全種類買うことも頭をよぎりましたが、お財布と吹き出物と体重が心配になり、今回は3種にしました。
バニラ&スモークはバーボンウィスキーに合わせるっきゃない、スモーキーで色っぽい味。
アーモンドはIVYネクタイのようなトラッドな包装紙です。未開封。楽しみ。
(たかだかチョコに4200円。馬鹿者です。)

カカオ73%ということは27%はキビ砂糖なのでしょうか。がーん。
ミルクチョコよりセミスイートのチョコがカロリーが高い、と聞きましたが、まんま砂糖の含有量=カロリーなんですね。
そして、このロマンと手間暇、板チョコとしては高いものですが、こうして「あら食べてみたいわ」と思った時に普通に買えるのはありがたい気もします(夏は入荷しないそう)。現地でも$7.99くらいのお値段。ほぼ倍ではありますが、もしチョコがお好きなら好みを一枚選んでみてください。(マスト兄弟はDEAN&DELUCAと手を組みました。私は回し者ではありません。)

朝からヒトカケ、珈琲と一緒に。
いける人は朝からバーボンでも。
お仕事や家事に疲れた人も贅沢なブレイクを。

なんでもいいから元気な一日を!!

ヨーホー!(マスト兄弟はチョコレート屋さんで海賊ではありません)

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おまけ「スタンプタウンコーヒーロースター」はオレゴン州ポートランドに本店があるシングルオリジンに拘り始めたコーヒー屋さん。こだわりやさん同士のコラボですね。ドミニカ産のコーヒー豆がローストして砕いて入っている模様。
でもね、奥さん。東京にもこちらの豆をあつかっているお店があるんですって。
東京よ、便利にも程がある。