オモムケドトリヨセズ-赴けど取り寄せず

ワタクシがちょこちょこと実際に足をはこんで買っているコダワリの品々。

三幸農園の梅干

購入場所: F&F@自由が丘
お値段: 518円

暑くなってきましたね。
おそらく梅雨入りも間近。ゴハンを炊く時、梅干一粒入れる時期になりました。

お素麺のツユに叩いていれたり、梅干消費量が気温に比例してグンと上がります。

昔はお家で漬けていた梅干、すっかり買うものになりました。
でも梅干は大好きなのでいつか自分で付けたいと考えております。
私の明治生まれの祖母は三姉妹の長女でしたが、そのすぐ下の伯母が梅干の名人でした。
思い出しても美味しい梅干でそれを越えるものには出会っていません。
日が経つと塩が四角く結晶化するような塩分濃いめの梅干。
そう、減塩やステビアやなんかで甘くしておらず、昆布に巻かれたり個々に包装されていない梅干です。
減塩も大事な考え方ですが、食べ過ぎなければいいと思うのです。保存食なんだし、塩分にはそれなりの意味があったのだと。

昔、引越した時、既に鬼籍に入っていた伯母の梅干がひと瓶、食品庫から現れました。
ちょっと寂しい引越しだったので、かっさかさの梅干、しゃぶって元気でました。多分ものすごい年代物でした。塩分きついから大丈夫だったんでしょうね。

越してしばらくして梅干しが必要になり、「四季の味」という季刊の料理雑誌に出ていたこの梅干を見つけました。森須さんとおっしゃる編集長の頃、かなり昔。
当時(20年近く前)白干梅3年物、という商品を取寄せました。で、ずっとここの梅干しです。わりと一途な私。
今は都内で購入できますので滅多に取寄せしませんが、お中元には使っています。
時々、農園で取れた人参とか予告なしに送ってくれる親切な会社でした。
和歌山は何年か前の水害で梅の被害も甚大だったので、ここ何年かは商品によっては安定供給が難しいようなことも。
農作物にとって自然災害は立ち直るまでに時間もかかり、気候変化の問題もあるので、これからも大変かとは思いますが、美味しいので頑張ってください。東京でいつまでも応援しています。
今年のお中元、もちろん梅干です。

ご飯に合う梅干を使ったメニューをひとつ。
梅干を叩いて梅肉にし、瓶詰めの雲丹少々と和え、お醤油をほんのひと垂らし。暖かいご飯に乗せて海苔で召し上がってみてください。
お酒のアテにも良いですよ。
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