オモムケドトリヨセズ-赴けど取り寄せず

ワタクシがちょこちょこと実際に足をはこんで買っているコダワリの品々。

#BLUE BOTTLE COFFE の珈琲豆

購入場所: お土産にいただきました。

コーヒー界のAppleと話題のBLUE BOTTLE COFFEをお土産にいただきました。いただくばかりですみません。
私はCOFFEが大好きですが、今コーヒー業界は3rd waveという言葉とともに変化しているようです。

なんとなく豆をブレンドしたりしていた大量生産、大量焙煎の時代、もちろんモカ、キリマン、ブルマンなどの産地でのブランディングは日本ではありました。
それなりにこだわりのある喫茶店で「キリマンね」なんて言うのが通ぽい時代でした。
アメリカンは薄いコーヒーで、淹れたコーヒーにお湯をさしたりしているお店も。
アメリカに行くと確かにコーヒーは薄いけどお代わり自由で何杯も飲むならこれもありね、と思ったものです。

その後、コーヒーチェーンの台頭があり、スターバックスに代表される深煎り豆をエスプレッソ抽出した珈琲にフォームミルクを加えたラテが世の中を席捲。これが潮流としては第二次。

そして、ワインなみに産地、農園にこだわり、焙煎を軽めにしてハンドドリップ、簡単に言えばこれが3rd wave、三番目の流れです。
昔から日本の喫茶店では豆にこだわるマスターがネルやらサイホンで一杯ずつ入れてくれたので、作法自体は古い日本の喫茶店と同様です。
ブルーボトルの創業者のジェームス・フリーマンさんも日本の喫茶店に影響を受けた、とおっしゃっています。
そこに豆のテロワール豆本来の風味を味わう為の軽めの焙煎という要素を加味し、ハンドドリップ。
オートマティカルだった時代から逆行しましたがそれが新鮮に映るのですね。
良いことではありませんか。
このように珈琲道が追求されると今後懸念されるのは農作物である珈琲豆の安定供給ですが、既に高騰しているようですし、中国やインドでも珈琲がブームになると更に不足になるかもしれません。
コンビニコーヒーに代表されるお手軽コーヒーとニカラグアやエチオピアの◯◯農園のアラビカやブルボンなど種にこだわる珈琲道と二極化していくのでしょうが、カカオ豆にも同様の動きがあり、消費者である我々と中南米の労働者は搾取されるだけ、という流れは遠慮したいものです。

コホン。大袈裟な話になりましたが、お土産の珈琲の味は浅煎りで酸味がやや強め。おしゃれアメリカンという印象。
個人的にはもう少し深煎りが好みです。
浅煎りの場合は豆を少し多めに挽いていれています。

日本では清澄白河に店舗ができたのでしばらくは大混雑が続くことでしょう。
大量にハンドドリップですから。そりゃ並ぶとも。
ちょっとラボな清潔感がいまどきですね。
3/7には南青山にもオープン。
遅れて代官山にもベーカリー併設の店舗が開店予定です。
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焙煎した日付が印字されています。
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M様、混雑している話題の店でわざわざお土産を買ってくれてありがとう。
美味しくいただきました。