オモムケドトリヨセズ-赴けど取り寄せず

ワタクシがちょこちょこと実際に足をはこんで買っているコダワリの品々。

#チョコレートパイ

購入場所: ホテルオークラ カメリアコーヒーショップ

お値段: 540円

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お正月に母の好きなホテルで食事をして、帰り際にお土産に買ってもらいました。

私のチョコ好きのルーツと言えるお菓子です。

パイ生地の上に乗ったフィリングはチョコでなくココアを使っている、と聞いたように思います。

プルプルっとしたチョコプリン状のフィリングです。

生地の部分は正直あまり美味しいとも思わないのですが(端を残して良く怒られました)バランスとしては良いので、このフィリングには折パイよりこのタイプの生地が合うのでしょう。クラシックなパイです。

思えば、幼い頃から冷蔵庫にこのパイは時々ありました。

三人家族だったのに何故かホールで入っていた気がします。

父も甘いモノが好きだったので消費できていたのかもしれません。

が、買ってきた当日と翌日以降はフィリングの上の部分が固まってしまうので翌日以降はあまり食が進まなかったことを思い出しました。なんと生意気な子供でしょう。

オークラはメレンゲの乗ったレモンパイも美味しいのですが、こちらは大人になってから初めて食べたので、メレンゲや酸っぱいものがあまり好きでない母が購入しなかったからでしょう。

当時は赤坂に住んでいたのでオークラは身近なホテルでした。

父はオークラよりも、会社に近い赤坂プリンスや赤坂東急に馴染みのお店が多かったように思います。

そちらのホテルの名物ケーキはあまり記憶になく。

そう、父のお土産のケーキは赤坂TBSの地下にあったTOPSのチョコレートケーキでした。

今のように小さなサイズがなく、真四角のものをかなり無理して食べていました。クリームの多い端っこが好きでした。

美しい凝ったケーキも多い昨今ですが、単純で美味しいエクレアやパイを選んでしまうのは年齢のせいかもしれません。

 大人になって自分でオークラに行くようになり、オークラのコーヒーショップでチョコレートパイを初めて注文した時、家族でホールを食べていた頃を思い出し、随分年月が経ったのだなぁと感じたことを覚えています。

現在リニューアル中のホテルオークラは別館にのみ往時の雰囲気を残しつつ改装中です。

このホテルのゆったりとしたデザインは海外からも保存すべき、と運動があったほどでした。

耐震基準の問題もあるのでしょうが、時流に乗るために贔屓の空間が変わっていくのは寂しいものです。

でもきっとこのチョコレートパイはオークラのメニューに残ることでしょう。

あ、コーヒーショップカメリアではパイアラモードにも出来ますよ。

是非一度、建て直しの前に召し上がってくださいね。

裏ワザですが、ロビー横のバー、ハイランダーでもコーヒーとチョコレートパイは注文できます。

ハイランダーのコーヒーはサイホン式でなかなか美味しいのですよ。ふふふ。