オモムケドトリヨセズ-赴けど取り寄せず

ワタクシがちょこちょこと実際に足をはこんで買っているコダワリの品々。

#くりあんケーキ

購入場所: 栗菓子の小布施堂 栗と北斎と花の町、信州小布施へおいでください。本店

お値段: 324円

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初めて小布施に参りました。ええ、犬も一緒です。

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小布施は栗と林檎と花の町。そして葛飾北斎もその昔訪れた町。

北斎は豪商の高井鴻山に招かれ80才を超えていたにもかかわらず小布施に逗留し、祭り屋台や岩松院の天井画を描いています。パワフルだなぁ。江戸から歩いて往復なのに。

なので見応えのある北斎館もあります。

北斎も江戸時代も好きなので楽しく拝見しました。

余談になりますが、中村勘三郎丈(先ごろなくなっ方ではなく、先先代の17世)のお芝居を拝見したことがあります。幼かった私には踊りや時代物は正直あまり面白くなかったのですが、勘三郎さんの世話物はアドリブなどもあり、台詞のべらんめぇな感じ、もわかりやすく楽しかった記憶があります。

私的には北斎の絵は勘三郎さんの芝居に似ています。

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お土産でいただける北斎シール、何に貼ろうかな。

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今回車で参りましたが、栗の町小布施には栗の木があちこちに。山栗と違い、大きく立派な栗です。

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小布施堂では9/15から期間数量限定の栗の点心「朱雀」が始まります。

今年の申し込みはキャンセル待ちともに終了。召し上がりたい方は来年以降に是非。

9月中旬からは小布施も一層賑わうことでしょう。

小布施堂近くには歴史ある酒屋さんもあり、こちらのカウンターで甘酒をいただきました。

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少し離れていますが、えらく洒落たワイナリーもあります。

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小布施は初訪問でしたが、最近地方を訪ねて感じる過疎感が無く、住宅も手入れが行き届いたバランスの良い昔ながらの造りが多かったのが印象的。各家とも農耕具、履物に至るまであるべき場所にきちんと置かれていました。

突然黄色い家やお城みたいな家が目につかず、寂しい空き店舗も町中には見当たらず、地味だけどしっかり背骨が通った町と感じました。

さて、そんな町のくりあんケーキ、賞味期限が短い(15日くらい)ので沢山は買えません。

賞味期限が短いということは保存料少なめ、ということ。すぐ渡せないお土産には向きませんが、そのような場合は栗落雁などを是非。

パウンド部分のバターと栗餡を練り込まれた生地のコクも豊かで栗ももちろん美味しいケーキです。小腹が減った時のちょっとしたお茶受けにぴったりです。

小布施、良さそうじゃないか、と思った方、是非訪ねてみてください。小布施堂さん以外にも何軒か栗菓子屋さんがあり、デパートに出店していないお店もあるので銘品が隠れているのかも。

秋の行楽に強力プッシュ致します。

但し、今からでは今年の点心はいただけませんよ。

朱雀|小布施堂

小布施堂に興味のある方はお取り寄せもできます。

栗かの子パウンドケーキなどいかがでしょうか。

季節のお使い物にもよろしいかと。

小布施堂|栗菓子の小布施堂