オモムケドトリヨセズ-赴けど取り寄せず

ワタクシがちょこちょこと実際に足をはこんで買っているコダワリの品々。

カシミールカレー

お値段: 596円
購入場所: 東急ストア

学生時代に今ほど飲食店がなく、ファミレスは街道沿いにのみあり、ファストフードがMacとケンタ位だった頃、カレーは家かカレー屋、またはホテルなどのコーヒールームか珊瑚礁あたりで食べていた気がします。
若さゆえ、向こう見ずに辛さに挑んでおりました。
渋谷に辛さを指定できるカレー屋がありましたが、私はそこの20倍カレーよりデリー派でした。
デリーは湯島にあり、有名店ではあるもののスツールが並んだ素っ気ない店でした。こちらの向かいに白十字という渋い茶店があり、ご一緒した先輩が「アイミティ、ガム抜きね」と机にマルボロメンソールを置いていた、そんな時代からこれを食べています。
コリドー街のはずれに銀座店もありますが、ここもいつもわりと空いている不思議な店でした(今もあります)。六本木にもありましたが、今はミッドタウン地下に入っています。
一時期、軽井沢にも出店していましたが最近は見かけません。
でもレトルトパックはかなりの浸透度でいろいろなスーパーで扱っています。

さてカシミールカレー、色はパッケージと同じく焦茶色。
粘度なくシャバシャバ。ご飯にかけてもサラっとしています。
そしてものすごく辛い。苦さを感じる辛さです。
一口で脳天まで辛さが走ります。毛穴も開くし、目から星が出そう。
目も覚めます。
これを欲するのは何故か調子が悪い時か、良すぎる時。中庸な状態では欲しない味です。
気合を入れたい時、我にかえりたい時、私は無意識にこのカレーを購入しているようです。
冷夏予報が一転した今年、きっと何度かお世話になることでしょう。暑いときには辛いもので元気に。
迂闊に試さないほうが良い辛さ、かつ、他では味わえない乱暴な辛さです。
でも深いところで美味しいです。
辛いのは大丈夫、という方、ストックしてみてはいかがでしょう。

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